手軽にできる薬膳のお話<5月号> 
2022/05/01 
今年の5月は、例年に比べ気温が高いと予想されています。その暑さの影響は、自律神経系が乱れやすく精神的な不調が現れやすいと考えます。不調の表れとしては、イライラする、眠りが浅くなる、暑くて寝苦しい、など。
加えて体のリズムが夏のリズムに変り切っていないため、身体に熱が溜まりやすくなります。汗を多くかき体温調整をはかります。水分を発散することで自覚無き脱水症状に気を付けましょう。

暑い5月を健やかに過ごすポイントは、多めの水分補給と身体にこもった熱の発散となります。但し、早めの冷房で冷え性が辛い人は、体を温める飲食を上手に取り入れることと、湯船に肩まで浸かり体の芯まで温まるようにしましょう。水圧がかかることにより末端の血流改善に繋がります。
今月のおすすめ食材は、ふき、たらの芽、緑豆もやし、桑の実、緑茶、牛乳、コーヒー、ココアなどがあります。身近な生薬として、小豆、はと麦、シナモン、リコリスなどを活用するのも良いでしょう。リラックスできるよう1杯のグラスワインをたしなむのもおすすめです。
 それでは、身近な食材を上手に取り入れ、健康な毎日をお過ごしくださいね。

おすすめメニュー
きゃらぶき、たらの芽の天ぷら、もやしのナムル、羊羹、はと麦茶、抹茶ミルク

前橋市本町2-5-4 二階
薬膳イタリアンLA ITAMESHI
オーナーシェフ
国際薬膳食育師
薬膳調整師
薬酒マイスター
松井 克行