手軽にできる薬膳のお話<10月号>
2022/10/01
今年は、残暑もそこそこに季節が移り、台風が多く気温が上がらない日が多くありそうですね。思いのほか肌寒く、駆け足の気候変化に戸惑いを感じている方も多いでしょう。
今月は、10月20日から秋の土用期間に入るため、早めの冬備えをして衣類による体温調整を計るとよいかもしれません。
コロナへの関心が薄れゆく中、インフルエンザ流行の兆しも垣間見える今月は、マスクを上手に活用し、最近の侵入防止と鼻や喉の粘膜が渇き予防を意識したいところです。
そこで10月は、体の喉や鼻の潤いに役立つ食材、体を温める食材を意識して摂ることがおすすめです。加えて土用期間は、体力回復・滋養強壮も意識しましょう。
喉や鼻の潤いに役立つ食材は、玉ねぎ、胡桃、ざくろ、柿、ぶどう、レモン、梨、黒豆、大豆などがおすすめです。特に、玉ねぎ・レモンは、風邪予防に。梨は、のどのケアにピッタリです。
体力回復・滋養強壮には。南瓜や旬のキノコ類、さんまやあさりなど旬の魚貝類、栗・黒胡麻・黒米などの生薬もおすすめ。
体を温める 味噌、酒粕、酢、黒砂糖も上手に取り入れ秋の味覚を満喫しましょうね。
それでは、身近な食材を上手に取り入れ、健康な毎日をお過ごしくださいね。
おすすめメニュー
栗ご飯、木の子ご飯、南瓜のいとこ煮、玉ねぎの酒粕入り味噌汁、レモンの砂糖漬け
前橋市本町2-5-4 二階
薬膳イタリアンLA ITAMESHI
国際薬膳食育師
薬 膳 調 整 師
薬酒マイスター
オーナーシェフ
松井 克行