手軽にできる薬膳のお話<2月号> 
2023/02/03 
2月4日の立春で暦は春へ。寒の季節を抜けても、しばらく寒く感じる日が続きます。

体のリズムが春季に向かうことで冬季に蓄えられたエネルギーを発散させるため、毛穴が少しずつ開き始めます。そして次第に代謝機能も活性化することで肝臓の働きが活発になります。さらに今年は、花粉の飛散量が昨年の10倍ともいわれるので、特に花粉症の人は早めのケアを心掛けましょう。

そこで2月は、体を温める食材と肝臓の働きを助ける食材を多めに摂りましょう。
おすすめは、にら、菜の花、きゃべつ、白菜、春菊、大根、水菜、ブロッコリー、カリフラワーなど旬の野菜。レバー、ぶり、さけ、さわら、たら、いか、牡蠣、帆立貝、のりや卵、納豆、酢、みそ、バターも多めに摂りましょう。
おすすめの生薬は、よもぎ、シナモン、金柑、花椒、ジャスミン、胡麻、小豆、クコの実など。
お酒を嗜むなら、日本酒、焼酎、ワインがおすすめです。
それでは、身近な食材を上手に取り入れ、健康な毎日をお過ごしくださいね。

おすすめメニュー
ニラのナムル、レバニラ炒め、五目炒め、寄せ鍋、鯛飯、季節の魚の西京味噌漬け

前橋市本町2-5-4 二階
薬膳イタリアンレストラン  
LA ITAMESHIオーナーシェフ
国際薬膳食育師
薬 膳 調 整 師
薬酒マイスター
松井 克行